物語はカフェ開業を夢見るOLの春野藤（池田エライザ）が、「乙女建築」巡りを趣味とする中年の建築模型士・植草千明（田口トモロヲ）とSNSで出会うことから始まります。藤は千明と名建築を巡る中で彼の独特な価値観に興味を抱き、仕事や恋愛に悩む日々の中で、千明のユニークな視点からの何気ない言葉に励まされ、勇気をもらいます。このドラマは、一人の女性が挫折や葛藤を乗り越え、成長していく姿を描いた物語です。
このドラマを通して、建築や食への興味が深まる人も多いのではないでしょうか。
神奈川県立図書館
神奈川県立図書館は近代建築の巨匠である前川國男が設計した日本のモダニズム建築を代表する建物の一つです。建築視点から見ると、この図書館は戦後の日本の建築史において重要な位置を占め、数多くの特徴と魅力を持っています。
前川國男による洗練されたデザインは機能性と美しさを兼ね備えたモダニズム建築の典型と言えるでしょう。無駄を削ぎ落としたシンプルなフォルム、開放的な空間、そして自然光を最大限に活かした設計などが特徴です。
自然光を効果的に取り込むことで館内に変化に富んだ表情を生み出しています。特に吹き抜け空間は開放感を感じさせるとともに、読書に集中できる静かな環境を提供しています。
西ゾーンにある復元建造物「デ・ラランデ邸」では邸内及びテラスにて、喫茶や食事を楽しめます。和洋折衷のメニューが豊富で、軽食からデザートまで幅広く楽しめます。特に昔ながらの喫茶店で味わえるような、懐かしのメニューが人気です。
神奈川県立音楽堂
神奈川県立音楽堂は戦後日本のモダニズム建築を代表する建築家、前川國男によって設計された名建築です。音楽堂という用途に特化した設計は建築史においても重要な位置を占めており、多くの特徴と魅力を持っています。
音楽堂の中心となるホールは木製の壁と天井で覆われており、温かみのある空間が特徴です。木は音響効果も良く、演奏者の息遣いや楽器の音色を豊かに響かせます。
大きな窓から自然光が差し込み、明るい空間を作り出しています。自然光は音楽鑑賞に心地よさを与えるだけでなく、時間の流れを感じさせる効果も生み出します。
横浜市開港記念会館
横浜市開港記念会館は横浜開港50周年を記念して建てられた歴史的建造物であり、日本の近代建築を代表する作品の一つです。辰野金吾という建築家が設計し、その華麗な外観と内装は多くの人の心を捉えています。
建物の外観は辰野金吾が得意とした「辰野式ルネサンス様式」と呼ばれるもので、赤レンガを基調とした重厚な造りが特徴です。この様式は明治・大正期の公共建築に多く見られ、横浜市開港記念会館はその代表的な例と言えるでしょう。
建物の外壁には様々な彫刻やレリーフが施されており非常に華やかです。内装も同様に豪華な装飾が施されており、当時の建築技術の高さを物語っています。
横浜にある「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」は1974年創業の老舗喫茶店で本格的なコーヒーを楽しめることで知られています。「大学院」という名前は、「香り高い一杯のコーヒーを吟味してお出しする」という、コーヒーに対する深いこだわりを表しています。最高学府である大学院になぞらえ、コーヒーの世界における最高峰を目指しているというお店の理念が込められているのです。店内はシャンデリアやステンドグラスなど、どこか懐かしい昭和レトロな雰囲気が漂っています。
ホテルニューグランド
横浜のランドマークとして知られるホテルニューグランドは建築としても非常に興味深い存在です。西洋古典主義を基調としたその荘厳な外観と、歴史を感じさせる内装は多くの人の心を捉えてきました。シンメトリーな外観、コリント式やイオニア式の柱、そして装飾的なレリーフなど古典建築の要素がふんだんに取り入れられています。
建物の外壁は赤レンガが使用されており、重厚感と温かみのある外観を作り出しています。レンガ造は耐火性にも優れており、当時の建築技術の高さを示しています。
ホテルの中心部にある大階段はその壮大さで来館者を圧倒します。大理石の手すりや豪華な絨毯など贅を尽くした装飾が施されています。
- 神奈川県横浜市中区山下町10番地
- 横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩2分
1927年、ホテルニューグランドが開業した当初から存在する歴史あるカフェです。館内は木製の温もりを感じられる落ち着いた雰囲気で、どこか懐かしい昭和レトロな空間が広がっています。窓からは横浜港の景色を一望でき、優雅な時間を過ごすことができます。ホテルニューグランドが誇る伝統的な洋食を、カフェならではの気軽に楽しめるメニューが豊富です。特にニューグランド発祥の「プリン・アラモード」は絶品と評判です。
