ベトナム南部・ホーチミン市では毎年6月から8月にかけて「南部フルーツフェスティバル(Lễ hội Trái cây Nam Bộ)」が開催されます。場所は市内から車で約40分、テーマパークとしても有名な「スオイティエン公園」。トロピカルフルーツ好きにはたまらない、まさに“果実の祭典”です。
「マンゴー、ドリアン、ランブータン、ジャックフルーツ…名前は知ってるけど食べたことはない」。そんな方こそ、ホーチミンへ飛んでみてください。食べて、見て、触れて、写真に撮って、全部体験できます。
見逃せないのは“価格破壊級”のフルーツ天国
このイベントの魅力は何といっても「価格」と「新鮮さ」。収穫されたばかりの南部フルーツが、市場価格の約2〜3割引で販売されていることも。果物が山のように積まれた屋台は、まるでフルーツ版の築地市場。マンゴー1個50円、ライチ1キロ150円…日本では考えられない価格です。
さらに、試食も充実。酸っぱいタマリンドや濃厚なサポジラ(チューイ)など、味の未知との遭遇が待っています。
エンタメ要素もたっぷり!家族連れにもおすすめ
南部フルーツフェスティバルは“ただの果物市”ではありません。期間中は果物を使ったアート展示や彫刻コンテスト、ベトナム各地の伝統芸能ショーも開催。ベトナム民族衣装「アオザイ」を着た女性たちが登場するパレードは、まさに南国の祝祭です。
また、スオイティエン公園自体も見どころが多く、ドラゴンの形をしたプールや巨大仏像、民族伝説をモチーフにしたアトラクションが揃い、まさに“果物テーマパーク+遊園地”のような感覚で楽しめます。
日本からの行き方と旅行のヒント
ホーチミンまでは日本(成田・関空)からの直行便で約6時間。空港から市内中心部まではGrab(配車アプリ)で30分程度。スオイティエン公園までは市バス(19番)またはタクシーで約40分。
暑さ対策としては午前中に訪問するのがベスト。園内は広いため、歩きやすい靴と日よけ対策は必須です。
今年の夏は、“果物の冒険”に出かけよう
マンゴーの香りに包まれながら、ベトナムの食文化を五感で体験できる南部フルーツフェスティバル。観光地としてはまだあまり知られていないイベントだからこそ、今がチャンスです。
「フルーツ好き」「アジア好き」「ベトナム初心者」にこそ体験してほしいこの祭典、ぜひ旅の計画に組み込んでみてください。