もう紙の切符はいらない!iPhoneで使える交通ICカード完全ガイド【国内&海外対応】

旅行先でICカードを使おうとしたら、財布がパンパンに……なんて経験はありませんか? そんなあなたに朗報です。いまやiPhoneのウォレットアプリに交通系ICカードを登録しておけば、スマホひとつで電車やバスにスイスイ乗れる時代。実は日本だけでなく、海外でも対応しているICカードがあるんです!この記事ではiPhoneのウォレットに対応している交通系ICカードを国内と海外に分けて紹介します。これから旅行に行く方、必読です。

日本国内で使える交通系ICカード

Suica(スイカ)

  • 利用可能地域:JR東日本エリア(東京、東北、信越など)
  • 特徴:モバイルSuicaとしてはiPhone対応の先駆け。改札だけでなくコンビニや自販機でも使える。Apple Watchでも利用可能。
  • チャージ方法:Apple Pay、オートチャージ設定可能(ビューカード利用時)

PASMO(パスモ)

  • 利用可能地域:私鉄・地下鉄など首都圏エリア
  • 特徴:モバイルPASMOもiPhoneに対応。Suicaが使えない私鉄でも安心
  • チャージ方法:Apple Pay、オートチャージ可能(PASMOカード連携時)

ICOCA(イコカ)

  • 利用可能地域:JR西日本エリア(近畿、中国地方の一部など)
  • 特徴:2023年6月よりApple Payに対応。ICOCAアプリと連携すれば定期券の購入やチャージも可能。
  • チャージ方法:Apple Pay、ICOCAアプリからのチャージ、オートチャージには対応していない(2025年3月時点)
補足

TOICA、manacaなどは2025年3月現在、iPhoneウォレットには未対応です。

海外で使える交通系ICカード

香港:Octopus(オクトパス)

  • 利用可能地域:香港全域の公共交通機関、コンビニ、飲食店など
  • 特徴:専用アプリ「Octopus for Tourists」などから設定可能。香港旅行に便利。

中国:交通カード(交通联合)

  • 対応都市:上海、北京、広州など一部都市限定
  • 特徴:中国版Apple IDが必要な場合あり。支付宝やWeChat Payとの併用も便利。

※中国はこれ以外にも多くのICカードが対応しています。どのようなカードが対応しているのかは、ご自身のウォレットにてご確認ください。

アメリカ:Clipperカード(サンフランシスコ)

  • 利用可能地域:BART、Muniなど
  • 特徴:Apple Walletに追加して、交通機関にタッチで乗車可能。現地の通勤者にも好評

アメリカ:SmarTrip(ワシントンD.C.)

  • 利用可能地域:Metro、Metrobusなど
  • 特徴:iPhoneやApple Watchに追加可能。地下鉄やバス利用に便利

TAP(ロサンゼルス)

  • 利用可能地域:LA Metro、各種地域交通機関
  • 特徴:Apple Walletに対応。TAPアプリと連携してチャージや履歴確認も可能

カナダ:PRESTO(トロント)

  • 利用可能地域:TTC、GO Transit、UP Expressなどオンタリオ州南部
  • 特徴:Apple Walletでの利用に対応。トロント近郊の公共交通に必須のカード

フランス:Navigo(パリ)

  • 利用可能地域:Île-de-France地域圏(パリ市内を含む)
  • 特徴:Navigoアプリからチャージ・管理可能。Apple Walletにも対応し、通勤・観光ともに便利
注意

国によってはiOSの地域設定を変更する必要があります。最新の対応状況はApple公式サイトで確認を。

旅行者向けTIPS

  • スマホのバッテリー管理は超重要。モバイルバッテリーは旅の必需品!
  • 一部地域ではApple Pay対応でも改札が非対応の場合あり。事前確認を
  • 日本ではSuica、PASMO、ICOCA間での相互利用可能。海外ではカードの種類と都市に要注意

これから国内外の都市に旅行するなら、まずはウォレットにICカードを追加しましょう。乗り物のチケットも財布も不要な“スマホだけの旅”、一度経験すれば手放せません。旅の相棒は、もうパスポートとiPhoneで十分かもしれませんね。でも、充電だけは忘れないように。特に海外では日本のように気軽に充電できる場所がありません。必ず予備のバッテリーを持参しましょう。