旅で役立つChatGPTの使い方 vol.1「Deep Researchの活用」

ChatGPTは画像を作成したり、ビジネス文章の作成で利用する人が多いようですが、実は旅行の計画を立てる時にも役立ちます。ここでは私が旅行の準備や現地で実践したChatGPTの使い方をご紹介します。

Deep Researchで現地の最新情報を取得

おそらくChatGPTを利用する多くの日本人は、日本語で指示を出すと思います。例えば、ニューヨークの情報を得ようと思う時は次のようなプロンプトを書きます。

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「ニューヨークのおすすめ観光スポットを教えて」

これだけでも十分な情報が取得できるのですが、このプロンプトだけだと「日本語で書かれた情報」しか収集しません。でも、旅人が本当に欲しい情報は、日本人が書いた情報ではなく、現地(NY)の人が書いた情報だと思います。

では、英語で書かれた情報、しかも最新の情報を収集するにはどのようなプロンプトを書けばよいのでしょうか。それは次のようになります。

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1. 英語の現地情報をもとに、ニューヨークの観光スポットを紹介してほしい
2. 英語圏のレビューやブログ、旅行サイトの情報を参考にして、ニューヨークの穴場スポットを教えて
3. TripadvisorやRedditなど英語のクチコミを中心に調査して

このように情報源や言語の指定を一言添えるだけで、ぐっと精度と深さが増します。そして、このプロンプトを使うには「Deep Research」をONにしましょう。Deep Researchを使うと最新の情報が取得できるからです。

このプロンプトを使用する時に気をつけてもらいたいのは、情報元を明示してもらうことです。日本語であれば自分でその情報の信憑性をチェックすることができます。しかし、英語となるとなかなか難しですよね。だから、そのエビデンスチェック自体をChatGPTに任せてしまうのです。そして、根拠のない情報、実在しない情報は載せないという条件を設けましょう。

ちなみにChatGPTは英語だけでなく世界中の言語に対応しています。現地語で収集した情報を、日本語に翻訳して表示してくれるので、このプロンプトを使えば世界中の最新情報を得ることができますよ。