ワンワールド世界一周航空券を利用するための5つのルール

ワンワールド世界一周航空券「ワンワールド・エクスプローラー」を利用する前に、事前に知っておくルールがあります。ルール=制限と捉えがちですが、このルールを知っておくほうが航空券を最大活用することができます。

ワンワールド世界一周航空券5つのルール

航空便は最大で16回まで利用できる

単にその空港を経由しただけでも2フライトとしてカウントされます。例えば、キャセイパシフィックを使って関空→香港(経由)→バンコクのような経由便を利用した場合でも2フライトになります。経由することに何か意味があるのなら別ですが、フライト数を少なくするためにはできる限り直行便を使ったほうがよいでしょう。

各大陸ごとにフライト数の制限がある

北米大陸では6区間まで、その他の大陸(アジア・ヨーロッパ・アフリカ・南米・オセアニア)では各4区間までしか利用できません。ちなみに、モロッコ、エジプトやヨルダンなどの北アフリカ・中東はヨーロッパ大陸として、ハワイ、中米やカリブ海諸国などは北米大陸として扱われます。

アジア大陸では、途中降機ができる回数は2回まで

アジアで滞在できる都市は2つまでと決まっています。香港、バンコク、シンガポール、インドなどアジアの複数の都市に滞在したい人は要注意。3つ以上の都市に滞在したい場合は、自費で別途航空券を手配する必要があります。要はこの世界一周航空券はアジア以外の国々を楽しむために適していると言えるでしょう。なお、出発・到着地となる日本は滞在都市に含まれません。

一度出た大陸にもう一度入ることはできない

原則、一度出た大陸に戻ることはできません。ただし、例外が3つあります。

  1. 北米 → 南米 → 北米はOK
  2. ヨーロッパ → アフリカ(南アフリカとモーリシャスを除く)→ ヨーロッパ、または、中東 → アフリカ → 中東はOK
  3. 中東 → アフリカ → ヨーロッパ(または、その逆)の大陸移動はOK

南米やアフリカは出発する路線が限定されてしまうため、北米や欧州に戻ることが許されているのでしょう。南米やアフリカに行きたい場合は必ず知っておきたいルールです。

有効期間は1年以内

1度の旅で全ての区間を使い切る必要はありません。例えば、年間3回の各1週間の有給休暇を取得することを前提に、旅を3回に分けて計画することができます。ただし、1回目の終わりの都市から日本へ帰る便と、2回目の始まりの都市への日本からの便は自費になります。

なお、全行程で2回の途中降機が組み込まれていれば最低旅行日数の制限はありません。3泊5日での利用も可能です。

以上の5つが世界一周航空券を使うための主なルールです。これ以外にも細かいルールがありますので、詳しく知りたい方は世界一周堂のウェブサイトを参考にしてみてください。