Sony Bank WALLET は国内だけでなく海外旅行や出張でも利用できる Visa デビット機能付きキャッシュカードであり、現地通貨での支払いがスムーズに行える点が大きな魅力です。現金を大量に持ち歩く必要がなく、レートも比較的わかりやすいことから、多くの旅行者にとって頼もしい存在と言えます。しかし、便利である一方で、海外特有のリスクや注意点もあります。以下に、実際に利用する立場から見たポイントをまとめます。
出発前に準備しておきたいこと
海外では盗難や紛失のほか、カードの破損や磁気不良など思わぬトラブルによってVisaデビットが使えなくなるケースがあります。Sony Bank WALLET だけに頼らず、クレジットカードや現金など複数の決済手段を用意しておくと安心です。
また、ソニー銀行のセキュリティシステムによって、一定の条件下で Visa デビットの利用が一時的に制限される場合があります。こうした場合、Sony Bank WALLET アプリで本人利用であることを確認すれば、自分で制限を解除できる仕組みになっています。海外に出かける前に、アプリをスマートフォンへダウンロードしておくことをおすすめします。
Sony Bank WALLET アプリの詳細はこちら
※解除後も利用できない場合は、カスタマーセンターに連絡し、コレクトコールを利用することも可能です。
旅先で気をつけるべきポイント
鉄道券売機や ATM を使う際は場所や時間帯に気を配り、周囲の安全を確認することが大切です。特に路上よりも空港や金融機関など人目のある施設内の ATM を選んだほうが安全です。暗証番号を入力するときは、手でキーボードを覆い、後方からのぞき見や隠しカメラによる盗み見を防ぎましょう。
Sony Bank WALLET は他人に利用されないよう常に手元で厳重に管理する必要があります。理由を問わず、加盟店以外の第三者にカードを手渡してはいけません。
海外で実際に起きている不正事例
現地で声をかけてきた人物と同行し、飲食店などで勧められた飲み物を口にした結果、意識がもうろうとなり、その間にカードを不正利用された事例があります。見知らぬ相手と行動を共にする場合は、十分に注意が必要です。
券売機などの近くで「代わりに決済してほしい」と頼まれ、一時的にカードを渡したところ、偽物とすり替えられたケースがあります。たとえ短時間でも、カードを他人に渡さないことが肝心です。
鞄を開けたままにしたり、簡単に取れる位置に置いたまま離席した際に、財布やカードを抜き取られる被害が報告されています。鞄は常に前に持ち、席を離れる際は必ず携行するなど、管理を徹底しましょう。

