番組概要
「名建築で昼食を 大阪編」は、建築、旅、暮らしなどを題材に独自の世界観で多数執筆している人気作家・甲斐みのりの著書を原案としたドラマシリーズの続編です。今回は大阪の名建築を舞台に、美しい建物とそこで味わえる絶品ランチが融合した、新しい形の旅番組のようなドラマが展開されます。このドラマを通して大阪の知られざる魅力や歴史的な建造物を、新しい視点から見ることができるでしょう。
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船場ビルディング
大阪船場ビルディングは大正時代に建てられた歴史的建造物であり、日本の近代建築を代表する作品の一つです。その特徴的なコリドー型平面や中庭を取り囲む開放的な空間は当時の建築思想を具現化したものであり、今もなお多くの人々を魅了しています。
建物の内部は中庭を囲むように廊下(コリドー)が配置された独特な平面計画となっています。この形式は採光や通風を確保し、各室に自然光をたっぷりと取り入れることを可能にしました。
建物の外観は比較的簡素ですが、内部には木製の装飾やステンドグラスなど当時の流行であったアール・ヌーヴォー様式の装飾が施されています。
建築情報
- 大阪市中央区淡路町2丁目5-8
- 大阪メトロ堺筋線、京阪「北浜」駅から徒歩7分
大阪農林会館
大阪農林会館は昭和初期に三菱商事の大阪支店として建てられた歴史的建造物です。その重厚な外観と洗練された内装は当時の日本の近代建築を代表するものであり、現在もなお多くの人々を魅了しています。
外壁はレンガと御影石を組み合わせた重厚な造りで、安定感と風格を感じさせます。内部は高い天井と大きな窓が特徴で、開放感あふれる空間が広がっています。階段や廊下の壁面には凝った装飾が施されており、当時の建築技術の高さを物語っています。
長年にわたり大切に保存されてきた大阪農林会館は国の登録有形文化財に指定されており、歴史的価値の高い建物として評価されています。
建築情報