【ロンドン旅行】2025年1月から始まるETA取得。対象者と申請方法

2025年1月以降に旅行やビジネスでロンドンなど英国に訪れる人は要確認です。

英国政府は2025年1月8日以降に英国に入国する外国人に対して、ETA(電子渡航認証)の取得を義務付けます。これは日本人も対象です。また、英国内の空港でトランジット(乗り継ぎ)をする場合にもETAの取得が必要になります。

この制度変更により、日本から英国行きの航空機に乗る場合、チェックイン時にETAの取得が確認できないと搭乗できなくなることもあります。特に日本航空(JAL)のロンドン直行便に乗る時は気をつけましょう。

ETAの取得には10ポンド(約2000円)必要で、1回の申請で2年間もしくは現状のパスポートの有効期限が切れるまで有効となります。

ETAってなに?

ETA(Electronic Travel Authorization)とは電子渡航認証のことです。特定の国々から対象国に空路で入国する際に必要なオンラインで取得する渡航許可のことです。

英国政府は国境管理を強化し、テロや犯罪を防ぐためにETA制度を導入しました。また、ETAを導入することで入国審査をスムーズに行うことができます。

ETAの申請が必要な人

次に該当する場合は必ずETAを取得する必要があります。

  • 6ヶ月以下の旅行、親族訪問、商用、留学目的等にて滞在の場合
  • 3ヶ月以下のCreative Worker visa conncession※1にて滞在の場合
  • Permited paid engagement※2にて滞在の場合
  • 英国でトランジットをする場合(英国に入国しない場合も含む

特に注意してほしいのは、英国に入国しないでトランジットで寄る場合でもETAが必要だということ。入国しないから必要ないと勘違いしてETAを取得しないと、最悪の場合、英国でトランジットできなくなる可能性もあります。

※1 Creative Worker visa conncessionとは簡単に言うと英国でクリエイティブな仕事をするために、通常のビザよりも簡単に英国に入国できる制度のことです。通常のワーキングホリデービザよりも短い期間で英国で働くことができます。

※2 Permitted paid engagementとは英国に入国して一定の期間、有償の活動(要は金儲け)に従事することを許可される制度です。通常、観光ビザでは有償の活動は禁止されていますが、この制度を利用することで一定期間、自分の専門分野で活動しながら英国に滞在することができます。

ETAの申請方法

ETAの申請は2024年11月27日から始まっています。審査期間は3営業日以内となっているため、渡航直近での申請は控えましょう。

申請は下記ウェブサイトから行うか、アプリ(iOS/Android)をダウンロードして申請することができます。当たり前のことですが、申請画面も申請内容も全て英語です(旅行代理店を使う場合は代理申請が可能かもしれません)。

申請する時はお手元に現状のパスポート、申請手数料の支払いに使用するクレジットカードを準備しておきましょう。アプリの場合はApple PayやGoogle Payも利用できます。

日本語での申請方法を確認する場合はこちらを参考にしてください。