この作品は真夏の京都を舞台に、”演じる”ことによって運命的に交錯する男女3人の物語を描いた作品です。「誰かを演じる」という行為を通して、人間関係や自己認識について考えさせられます。また、夏の京都の風景が美しく映し出され、物語を彩ります。工藤梨穂監督の繊細な演出が光る意欲作です。
代理出席屋の女・城野譲は、ある依頼で男二人の旧友「いづみ」になりすますことになります。真夏の京都で、彼女は「いづみ」の友人である三枝南平と出会い、複雑な感情を抱いていきます。
コーヒーハウス ドール（喫茶店）
京都の三条商店街にあるコーヒーハウス ドールは昭和の時代から変わらぬ雰囲気を保ち続けている純喫茶です。まるでタイムスリップしたかのようなレトロな空間で、昔ながらのコーヒーや軽食を楽しめます。
メニューは昔ながらのコーヒーや紅茶をはじめ、トーストやオムライスなどの軽食も充実しています。特に厚切りトーストはシンプルながらもどこか懐かしい味わいが魅力です。
譲（村上由規乃）が代行業の依頼人とその恋人に会う喫茶店でのシーン
六波羅飯店（中華料理）
京都の六波羅エリアにある六波羅飯店は昭和の時代から地元の人々に愛されてきた老舗の中華料理店です。観光客にも人気で、昔ながらの町中華の味を求めて多くの人が訪れます。
メニューはラーメン、チャーハン、餃子など定番の中華料理が揃っています。特に焼き餃子は外はカリッと中はジューシーで、絶品と評判です。
南平（諏訪珠理）が働く中華料理屋という設定で、譲（村上由規乃）と薫（藤江琢磨）が訪れるシーン
北野商店街
北野商店街は京都市上京区にある歴史と文化が息づく商店街です。明治から昭和にかけて栄えた商店街であり、今もその面影を残しながら京の食文化を支えています。ここでは京豆腐店や京野菜店など、京都ならではの食材が手に入ります。
譲（村上由規乃）と南平（諏訪珠理）がスケートボードをする夜のシーン
かもがわホール（斎場）
ここは京都市の中心部、鴨川のほとりにある斎場です。交通の便も良く、京都の風情を感じながら故人を偲ぶことができる静かで落ち着いた空間が特徴です。地下鉄東西線「京都市役所前駅」から徒歩1分とアクセス抜群です。
譲（村上由規乃）と長谷薫（藤江琢磨）が出会うシーン
その他「大山トンネル」では、譲（村上由規乃）、南平（諏訪珠理）、薫（藤江琢磨）がトランシーバーで会話をしながら歩くシーンが撮影されました。こちらはロケーション情報が無いため省きます。
※撮影シーンの情報は「京都市メディア支援センター」から引用しています。
